同性カップルの「婚姻の自由」同性婚を認めた札幌高裁違憲判決の衝撃
内藤 光博(専修大学教授・憲法学) 「婚姻」の概念を変えた画期的な札幌高裁判決 日本国憲法24条は、「婚姻は両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として成立し、相互の協力により、維持されなければならない」(1項)...
内藤 光博(専修大学教授・憲法学) 「婚姻」の概念を変えた画期的な札幌高裁判決 日本国憲法24条は、「婚姻は両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として成立し、相互の協力により、維持されなければならない」(1項)...
西原 智昭 今後も環境顧問として是非同行してほしいとの依頼まで受けるほどSINOPEC(1)とは信頼関係を築くことができた。事業終了後の分析でガボン・ロアンゴ国立公園の地下に石油資源は十分になかったとのことで、国立公園の存続が確保されまず...
西原 智昭 2007年われわれ監査チームのメンバーは、6カ月間、ロアンゴ国立公園内において中国の石油企業SINOPEC(1)の基地をベースにした。環境基準に対するチェックだけではなく、日常的に中国人幹部と対話を繰り返し、諸基準に対して念入...
西原 智昭 2006年に設置されたSINOPEC(1)基地(前号記事参照)を始めて訪れたとき、いきなり中国語で何か言われた。日本人だというと通訳が「象牙を買いに来たのか」と英語でぼくに聞く。中国人あるいは日本人なら象牙を買うに違いないと思...
内藤 光博(専修大学法学部教授) はじめに 現在、性的少数者(LGBTQの方々)の差別問題と憲法上の人権保障のあり方について議論が高まり、とりわけ同性カップルの婚姻(同性婚)を強く求める動きが強まっている。 日本国憲法は、その13条で、...
古川 純(本誌編集委員) 軍事問題研究会のニュース配信で防衛省・自衛隊のシンクタンクである防衛研究所(防研)国際シンポジウム「新しい戦略環境と陸上防衛力の役割」第2セッション「島嶼防衛における陸上防衛力の役割と有用性―新たな戦いの時代にお...
西原 智昭 小型機に乗り込んだぼくは憂鬱な気持ちだった。中国の石油開発企業がロアンゴ国立公園の境界域にキャンプ地を作ったと聞き、その真偽を確かめるのが目的だったからだ。ガボン共和国のロアンゴ国立公園は世界に稀に見る原生の熱帯林だけでなく...
土田 修(ジャーナリスト) 左派政権を阻止した「共和国の防波堤」 「彼らはアナーキズムを求める極左、反共和主義者だ」。フランスで国民議会議員選挙(577議席)の第1回投票が行われた翌日の6月13日、フランス・メディアは一斉にジャン=リュッ...
土田 修(ジャーナリスト) 米国からの自立を模索するマクロン外交 2022年5月24日のフランス大統領選挙で現職のエマニュエル・マクロン氏が再選を決めた。フランスの憲法では3 選は認められていない。次の5年の任期期間中に外交や内政で得点を...
山之内 裕明(本誌編集委員) 強い風が吹く湘南。神奈川県藤沢市のJR藤沢駅から少し離れた丘の上、時宗総本山遊行寺のすぐ近くにある障がい者グループホーム「ペンギンヴィレッジ」を訪問した。 鍵のない門を開けるとすぐ中庭が広がっており、花壇が出...
中島 由美子(全国一般労働組合東京南部執行委員長) 2023年のジェンダーギャップ指数が発表され、146カ国中116位だった日本がさらに順位を落とし125位になった。政治分野の男女間格差は、国会中継を見れば、議員のほとんどが背広の男性ばか...
果たして民主主義は守れるのか 前嶋 和弘(上智大学教授) 2024年11月に行われる米国の大統領選挙は、現職のジョー・バイデン大統領と共和党の候補者指名争いで圧倒的な強さを見せたドナルド・トランプ前大統領という2020年と同じ顔ぶ...