先住民族・自然環境・野生動物保護
絶滅に瀕しているマルミミゾウ 世界最大の象牙消費国日本で象牙利用を問い直す
西原 智昭(国際野生生物保全協会コンゴ共和国) 野生生物は使われるだけの資源なのか 化石燃料や鉱物など地球上の資源に限界があるのは周知の通りである。人類はいまもなおそれに依存し利用しているが、そうした資源は再生しない […]
アフリカ熱帯林と先住民族ピグミー 森の人々の暮らしと伝統が壊れていく【先住民族研究会報告】
西原 智昭(WCSコンゴ共和国支部・自然環境保全技術顧問) ピグミー アフリカ中央部の熱帯林に依拠してきた先住民は、従来は「ピグミー」といわれてきた(注:昨今「ピグミー」は蔑称扱いされるが本書では便宜上彼らを「ピグミ […]
第12回世界狩猟採集民社会研究会議に参加して 迷走する人類学者~先住民はどこへ~
西原 智昭(国際野生生物保全協会コンゴ共和国支部自然環境保全技術顧問) はじめに 人類学者は、近代文明の影響を強く受けておらず、自然界に強く依存して生活してきた狩猟採集民族など先住民族の研究を実施してきた。それは、 […]
中国による資源開発と環境政策~中国だけの問題なのか(4)
西原 智昭 今後も環境顧問として是非同行してほしいとの依頼まで受けるほどSINOPEC(1)とは信頼関係を築くことができた。事業終了後の分析でガボン・ロアンゴ国立公園の地下に石油資源は十分になかったとのことで、国立公園 […]
中国による資源開発と環境政策~中国だけの問題なのか(3)
西原 智昭 2007年われわれ監査チームのメンバーは、6カ月間、ロアンゴ国立公園内において中国の石油企業SINOPEC(1)の基地をベースにした。環境基準に対するチェックだけではなく、日常的に中国人幹部と対話を繰り返し […]
中国による資源開発と環境政策~中国だけの問題なのか(2)
西原 智昭 2006年に設置されたSINOPEC(1)基地(前号記事参照)を始めて訪れたとき、いきなり中国語で何か言われた。日本人だというと通訳が「象牙を買いに来たのか」と英語でぼくに聞く。中国人あるいは日本人なら象牙 […]
中国による資源開発と環境政策~中国だけの問題なのか(1)
西原 智昭 小型機に乗り込んだぼくは憂鬱な気持ちだった。中国の石油開発企業がロアンゴ国立公園の境界域にキャンプ地を作ったと聞き、その真偽を確かめるのが目的だったからだ。ガボン共和国のロアンゴ国立公園は世界に稀に見る原 […]







