冬号の特集は「石破少数与党政権と政治変動の兆し」です。
すでに国会では(政策別)パーシャル連合という特異な連合政治が始まっています。
私はこの特異な「連合の政治」局面で自民党を追い詰めることが、政治の風景を変えるチャンスだと思っています。
そのためには野党連合も、市民政治の強化論者もこの時代局面に対応するうえで大胆な自己改革も必要かと思います。従来の考え方や手法では対応できないからです。読者の皆さんはどう考えますか。
さて、2025年はトランプ政権の復活で、激しい動乱の時代が始まる兆しです。
ロシアもイスラエルも混乱と混迷を戦争によって解決する「歴史の逆流」政治を強めています。アメリカ・ファーストの思想は世界各地で無理が通って道理が引っ込む無残な戦争とテロと紛争をさらに誘発するのでしょうか?次号では「トランプ政治の復活と世界の動き」(仮)を特集します。
表紙のキャッチコピー、「にもかかわらず笑う」はフックス真理子さんの論考(P120)から頂きました。
このフレーズはユーモアの定義とのことです。ユーモアはある瞬間その場の笑いを誘い、緊張を和らげ、肩の力を抜く作用があります。
戦争と専制が大きな流れになる時代においては議会でも市民社会でも日常の暮らしでも対話と熟議が衰弱する傾向にあるので、「にもかかわらず笑う」は対話と熟議を促し民主主義の再生にとって特に意味を持つということだと思います。今年は敗戦から60年、「多様性を力」に御一緒に歩みましょう。

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